【CBT方式対応】統計検定2級の傾向・勉強法を解説【2024年最新】

資格試験

こんにちは!薫です。

先日、統計検定2級という資格試験に合格しました。

その経験も踏まえて今回は統計検定2級の傾向・勉強法について紹介していきます。

統計検定とは

統計検定とは一般財団法人の統計質保証推進協会が実施している、統計に関する知識や活用力を評価して認定する資格試験です。

1級から4級のレベル別に存在する統計検定のほか、統計調査士や専門統計調査士などの試験があります。

データに基づいて客観的に判断して科学的に問題を解決する能力が昨今注目され始め、国際通用性のある統計活用能力の体系的な評価システムとして開設されました。

統計検定には10種類くらいの試験があり、様々な水準と内容で統計活用力を認定しています。

統計検定2級の難易度

統計検定2級の難易度として公式では「大学の基礎課程レベル」となっています。

私は大学時代に統計学の授業をとっていて予備知識があったため2級から受験しましたが、完全に初学者の方は4級や3級から受験するのがおすすめです!

級が細かく分かれていて、成長を実感できるのは統計検定の良いところだと思います。

ただ準1級から難易度がかなり上がると聞いているので、私自身、準1級にチャレンジするのは少し躊躇っている状態です・・・。

試験方式

では統計検定2級の試験方式について説明します!

重要な部分は以下になります。

資格名統計検定2級
受験方法CBT方式
試験日任意
受験料税込7,000円(一般)
税込5,000円(学割)
出題形式4~5肢選択問題
問題数35問程度
試験時間90分
合格点100点満点で60 点以上
受験資格なし

受験までの流れや注意事項、出題範囲など詳しくは公式ページを確認してみてください!

公式ページにも記載があるように紙媒体を利用した従来の試験(PBT方式試験)は2021年をもって終了し、今は全てCBT方式で実施されています。

勉強時間

では、統計検定2級に合格するのはどれくらいの時間が必要なのでしょうか。

私の感覚ですが、50〜100時間くらいで合格している人が多いと感じます。1日2時間として1〜2ヶ月ぐらいですかね。

もちろん個人差はありますし、効率的に学習すれば数週間での合格も可能であると考えています!

それではこれから統計検定2級の試験の傾向と、私が考える効率的な勉強法を紹介します。

傾向・効率的な勉強法

まず私自身、約3週間の勉強で合格しました。点数も75点と余裕をもって合格できました。

この経験を踏まえて効率的な勉強法を紹介していきます。

具体的には、大きく次のような流れで取り組むのがおすすめです。

出題内容を確認

まずはざっと一通り出題内容を確認しましょう。

教材は以下の2つを使い分けて学ぶのがおすすめです!

  • 公式の教科書
  • Web上の教材(YouTubeの動画)

教科書

まず公式の教科書ですが「改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎」というタイトルのこちらの本です。

統計検定2級の出題範囲が過不足なく網羅されていると思うのでおすすめです!

特に準1級、1級まで見据えて体系的に学びたいのであればこの教科書は持っておいた方がよいと思います。

Web上の教材(YouTubeの動画)

続いてWeb上の教材ですが、私は「とけたろう」という方の動画とブログで学びました。

統計検定2級の出題内容が20本の動画にまとまっていて分かりやすいです。

「とけたろう」さんの動画はこちらです!

また、ブログの方では過去問の類題である演習問題もついているので、動画視聴後に解いて復習することで理解が深まります。

↓ブログへのリンクはこちらになります

とけたろうブログ
YouTubeと連動した統計学習の決定版!

過去問演習

出題内容の確認が終わったら、過去問演習に入りましょう。

問題集について

現行のバージョンのCBT方式で受験する方は、過去問は最新のものではなく2011年〜2015年のものを解くのがおすすめです。

※問題内容に関しては守秘義務があるのでお伝えできませんがどうやら傾向があるらしいです。

問題集は2011〜2013年、2014〜2015年に分かれていて、持ち運びが楽なペーパーバック版が出ているのでそちらの購入をおすすめします。

過去問演習は必須です。最低でも2周以上は解きましょう!

CBT方式対応の問題集は購入すべき?

※2023年1月追記

2023年1月にCBT方式対応の公式問題集が発売されました。

こちらの問題集は購入すべきなのでしょうか?

個人的には、必須ではないと考えています。その理由は以下の2点です。

  • 年度版の過去問と問題内容が重複している
  • 解説の文章も年度版の過去問と全く同じ

まず、年度版の過去問と問題内容が重複している点です。

出題範囲が変わっているわけではないので、やはりどうしても似たような問題になってしまうのだと思います。

模擬テストも掲載されているのですが、こちらも過去問からの流用となっているため、手抜き感は否めませんでした。

解説の文章も確認したところ年度版の過去問と全く同じで、その点にも、ややがっかりしました。

以上の理由から、過去問演習は上記の2011〜2013年2014〜2015年の問題集に取り組むことをおすすめします!

問題を解く際のポイント

過去問を解いていくと前半と後半で難易度に差があることを感じると思います。

前半はデータの読み取りやシンプルな計算問題が多いのに対し、後半は確率分布や推定・検定に関する複雑な数式を扱う問題が増えてきます。

ここでポイントなのは前半の問題で点を稼ぐことです!

難しい後半の問題は半分くらい取れればいいかな・・・、ぐらいの気持ちでいきましょう。

合格基準は6割なので、全ての問題をできるようにしなくても大丈夫です。前半の問題をきっちり仕上げて臨めば、充分合格できます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は統計検定2級の傾向・勉強法について解説しました。特に過去問演習が重要なので、何周も繰り返し解いて理解を深めていきましょう!

最後に教科書と過去問のリンクをまとめて貼っておきます。この記事が皆さんのお役に立ちましたら幸いです。

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