こんにちは!薫です。
さて皆さん、「アフターデジタル」という言葉を聞いたことがありませんか?
アフターデジタルとは、こちらの本で提唱されている言葉です。コロナ前に発売されたこの本ですが昨今の社会情勢を予言しているようで面白いと思いました。
なので今回は、こちらの本の要約や、個人的な考察も含めながらアフターデジタルという考え方について紹介したいと思います。
アフターデジタルとは
では早速、説明していきます!
意味
まずは用語の意味から説明していきます。
「アフターデジタル」とは、オフラインがデジタル世界に包含される世界のことを言います。
言い換えると社会の主流はオンラインであり、オフラインの対人コミュニケーションなどはオンラインのデジタル世界の支流に過ぎないということです。
この本によればコロナ前でも、先進的な分野では既にデジタル化が進んでいたようです。
ビフォアデジタルについて
ビフォアデジタルとはアフターデジタルの逆で、オフラインを主軸とした社会です。
この本では、多くの日本人の捉え方が「ビフォアデジタル」であることに警笛を鳴らしていました。
ただコロナ以後、図らずも多くの企業がテレワークを導入せざるを得なくなったり、学校の授業がリモートになったりなど、デジタル化は少なからず進みました。
それはコロナがもたらした、数少ない功罪の「功の部分」だと言えるでしょう。
しかしながらリモートワークで対応可能な仕事であるのに出社を強制したり、今なおビフォアデジタルな側面が残っているとも個人的には思います。
アフターデジタル化する領域
さて、ここまでアフターデジタルに関しての概要を説明してきました。
ではデジタル化する領域にはどんなものがあるでしょうか。
ビジネス

何といってもまず「ビジネス」です。
ビジネスにおいてはまず、顧客とのやりとりも含めた仕事の一切を可能な限りデジタル化し、常にフットワークが軽い状態で仕事を回していくことが理想的です。
現在のビジネスシーンにおいては顧客接点データを多く持ち、新たな改善ループをいかに高速で回せるかが新しい競争原理になっています。
そういった競争に対応し企業として生き残っていくにはビジネスのデジタル化が不可欠だと言えるのでしょう。
ただ信頼獲得可能な顧客との接点としてオフラインの場も必要ではあります。
コミュニケーション

次にコミュニケーションです。
これは個人的な考えも含まれますが、アフターデジタル的なコミュニケーションの流れは今後も加速するのではないかと思いました。
具体的には、日々のコミュニケーションはオンライン上のチャットや場合によっては音声通話、テレビ電話で行い、肝心な時にだけ実際に面と向かってオフラインのコミュニケーションする、という感じでしょうか。
直接会うとなると、リアルタイムで両者が拘束されてしまいます。
そこでオンラインをメインとすることで無理なくコミュニケーションが継続でき、肝心な時のオフラインでのコミュニケーションがより豊かなものになるのではないでしょうか。
今の社会における最適なコミュニケーションとして「アフターデジタル」という考え方を私は魅力的だと感じました。
書籍紹介
さて、最後に今回紹介した「アフターデジタル」についての書籍を紹介して終わります。
こちらの2冊です。気になる方は是非チェックしてみてください。
アフターデジタル – オフラインのない時代に生き残る
この本では、アフターデジタルに関する内容が詳細に解説されています。
主に中国でのビジネスにおけるデジタル化への取り組みについて、具体的な事例も踏まえて説明されているので、イメージしながら理解することができます。

アフターデジタル2 UXと自由
こちらは2020年のコロナ後に発売された続編になります。
著者の方も前作と同じなので、前作からさらにアップデートされた考え方を知ることができます。
前作同様に具体的な事例を踏まえた解説がされているのでイメージが湧きやすく、新しい社会を生き抜くための指針を定める上で優れた内容であると感じました。

まとめ
いかがでしたか?
今回はアフターデジタルについての説明と、コロナ禍における新しい社会の在り方について紹介しました。
変化の激しい社会で生き抜く方法をこれからも考えていきましょう。
この記事が皆さんのお役に立ちましたら幸いです。
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